忍者ブログ

バベルタワーのてっぺんで

メリル(Eno.52)が冒険している様を観客席から眺めているるクマヘッドとゼウ子があーだこーだ文句言ったり記録したり落書きしたりおっぱいおっぱい騒ぐ場所。

2024/04/16 (Tue)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2010/04/21 (Wed)

第二十六日目Bパート『神様の悪知恵』

※今回結果はFalsiIsland本編二十六日目の結果、つぶやきからの続きです
※別に補足とかPL語りとかそういうのは無いよ! あくまでつぶやきの延長線上だよ!





――バベルタワー、中継地点




【メリル】
「……元に、戻ってるんだね」


【幸希】
「…………」


【メリル】
「ミルフィーユと戦ったの、随分前なのに……昨日のことみたいに思い出せる

【メリル】
「……ホントに死んじゃったのかな、とも思ったけど……クマだもの、きっと、今回も何かを……



【?】
「――そうやって、常に不安を抱くのはキミの悪い癖だよ、メリル?」



【メリル】
「っ!? こ、この声……ミルフィーユっ!?」





【?】
「――クク、クハハハハ! そうだとも、甘い甘い砂糖菓子、キミタチの為に産み出された哀れな道化!」





【クマヘ】
「はとっくにブッ倒したから居るわけがなくて、モチロン俺だっ!!」



【メリル】
「…………」



【クマヘ】
「なーんだよー、そんな目で見るなよー、ぷっぷくぷー」



【メリル】
「……生きてたんだね」



【クマヘ】
「あ、そこはもうちょっと情を籠めてもいいんじゃないかな感動の再会!」



【メリル】
「今度は何を企んでるの……?」



【クマヘ】
「うわ情が微塵もないコンチキ! ふーんだ、そうですよどうせ俺が悪いですよ、文句あっかー」



【メリル】
「っ……!? やっぱり、ユメルの事は全部……!」



【クマヘ】
「そうですー俺ですー(※違います)」


【ゼウス】
「…………」

【ゼウス】
「言い訳が見苦しい……」


【クマヘ】
「だ、だって、伏線少なすぎて普通に俺が悪いって思われそうじゃない! 人助けしたのに!」


【ゼウス】
「なりきれないなら悪っぽい態度なんか取らないで……」



【メリル】
「……どういう事?」



【クマヘ】
「俺が黒幕じゃないと都合が悪いんだよ!」


【メリル】
「……回りくどくてよくわかんないけど」

【メリル】
「じゃあ、ユメルを最初から消すつもりで産み出したとか、そういう事はしてないって、思ってもいいのかな」


【クマヘ】
「人の話聞けよ! だから俺様黒幕なんです! くろまくー! 白岩さーん!」


【メリル】
「……どっちにせよ、ユメルの事。クマならなんとかできる事象だよね」


【クマヘ】
「できませんー」


【メリル】
「茶化さないでよっ!!」


【クマヘ】
「ぷっぷくぷー!」


【メリル】
「私は、マジメに話してるんだけど……」

【メリル】
「こんなの、酷すぎるよ……そりゃあ、ユメルの存在がもう、有り得ない物なのは理解できる。でも……」

【メリル】
「このまま終わりなんて……ユメルが……余りにも可哀想で……」


【クマヘ】
「……可哀想かね?」


【メリル】
「え?」


【クマヘ】
「わーったわーった。とりあえず、キミが言う通り、ユメルが消え去る為だけに産み出された存在という仮定で語ってみようか」

【クマヘ】
「それで、あの子が意味のない存在だと思うなら、君は少々ユメルの事をバカにしてる」


【メリル】
「…………」


【クマヘ】
「なまじ知識があり、恵まれた環境に居るからかねえ、キミは不幸な存在を軽んじる節があるよ」

【クマヘ】
「遊和兄にも言われたじゃない、下に見てるって。まあユメルは体躯もあるし、下に見られて然るべき立ち位置だが……」

【クマヘ】
「ユメルという少女は使い捨てじゃない。重要なカギだよ? あの子の存在は、メリルを一歩前に……」


【メリル】
「っ!! まだメリルに何かするっていうの! そんな事しなくても、あの子は自分で……」


【クマヘ】
「自分で何れ辿り着く、自力か他力かはさておき。あの子はいずれ、ソレに気付く」

【クマヘ】
「単刀直入に言おうか。それが癪だ」


【メリル】
「…………?」


【クマヘ】
「ユメルは、一足飛びでメリルを成長させるための切り札なのさ」

【クマヘ】
「覚えておきな金メリ。ユメルは、メリルにたった一言、ある事を言わせるための存在だと」


【メリル】
「……メリルに、何を言わせる気?」


【クマヘ】
「答え合わせにはまだ速い。悪いことじゃあない」

【クマヘ】
「……ユメルの事は諦めたまえ、あれは救うとか、助けるとか、そういう存在じゃない」



【メリル】
「っ!! それでも、見捨てるなんてできやしないっ!」

【メリル】
「……知らないとは言わせないよ。私に、不可能なんてないって事」

【メリル】
「あの日、借り受けた力は……まだ、この手の中にあるんだから」



【クマヘ】
「俺が、それを考慮してないとは言わせないぜ?」

【クマヘ】
「そうだよ、千夜一夜で確立を変動させれば、ユメルが消え失せる未来さえ書き換える事が可能だろう」

【クマヘ】
「だがこれだけは言っておこう、如何に不可能0%を可能100%に弄っても……」






【クマヘ】
「遊和兄に恋するメリルと、ユメルという存在は両立しない」




【メリル】
「っ……!!」



【クマヘ】
「今でも、未来でも、『どんな形』で弄ろうとだ。浅慮な行動はするんじゃないよ?」

【クマヘ】
「分かってただろうに、あの子の遺伝情報は完全に『空白』だ。そこに別の血を絡めた場合あの子は存在できないのだよ?
キミが千夜一夜を発動した瞬間……」

【クマヘ】
「まあ、最低最悪の物語が幕を開けるだろうねぃ。多分俺の胃には穴が空くヨ」



【メリル】
「…………」



【クマヘ】
「……TRPGを知っているかな?」



【メリル】
「んぇ?」



【クマヘ】
「まあ知らないだろうから掻い摘んで説明しよう、あるTRPGにね、如何なる無茶も判定無しで可能にする『神業』という物があるのだよ」

【クマヘ】
「それはもう無茶な力故、がむしゃらに使われると破綻する。※1RLは、事前にその数を把握し、きちんと【使い所】を用意する」

【クマヘ】
「余談だが、俺様神業よりスキルの使い方が無茶苦茶でね☆
話が分からなくなったら※2シャーロックホームズをジョーカーやエースで発動してRLから色々聞き出すのを得意としてるんだが……」



※1要するにGM、N@VAのお話だね☆

※2多分間違った使い方故普通の卓でやったらぶっ殺されるんじゃないかな





【メリル】
「えぇと……」



【クマヘ】
「あと俺のBGM変更はそりゃあもう酷く使い手のキャラを出そうとする度紳士が殺そうと……おおっと超脱線☆ ともあれ……」

【クマヘ】
「キミにオラクルをあげよう。千夜一夜の使い所は、そこではない」



【メリル】
「…………」



【クマヘ】
「……だから、何もしなくていい。ただ黙って見守ってなさい」

【クマヘ】
「俺は、自分が参戦できないからといって手は抜かないよ? とびきりのハッピーエンドをお見せしよう」



【メリル】
「…………」



【クマヘ】
「いやー、この信用されてない目がご機嫌に気分いいにゃー、俺様流石だなー」



【ゼウス】
「……メリー」


【メリル】
「んぇ……貴女は……あの時の」


【ゼウス】
「…………」

【ゼウス】
「メリーは、メリルの事を気にしすぎ」


【メリル】
「んぇ?」


【ゼウス】
「貴女は貴方自身を気にしないと……危うい所にいるのを、忘れてる」

【ゼウス】
「私はずっと見つめている。貴女達の物語を、ここからずっと見てるから」

【ゼウス】
「お願いメリー、幸せに……貴女も、幸せになって、ね?」


【メリル】
「…………


【クマヘ】
「ハッハッハ。まー俺様の匙加減は完璧だとも」


【ゼウス】
「メリー、身体の不調は?」


【メリル】
「んぇ……?」

【メリル】
「……あれ、そういえば……キレイに無くなってるような」



【クマヘ】
「そういう事。理由は簡単ですよ、その仮初めの身体を作ったのは誰だっけ?」



【メリル】
「…………」



【クマヘ】
「同じ手段は二度使わせないがね? 俺の影響化に飛び込む事で、少しだけ君は延命された」

【クマヘ】
「今回は全部が全部そういう事……俺が島に行けば。何もかもが丸く収まるように出来ている」

【クマヘ】
「けど、俺は島にはいけない。いかない、決してだ」


【メリル】
「……来て欲しいわけじゃないけど、理由は、聞いてもいいの?」


【クマヘ】
「…………」


【クマヘ】
メリルが目立たなくなるって怒られるんだよ


【メリル】
「は?」


【クマヘ】
「いや何でもない。理由か、そうだなー」

【クマヘ】
「こうして此処でお前に会うため、といったら笑うかね?」


【メリル】
「…………」


【クマヘ】
「これが今回の裏テーマさ、メリル?」

【クマヘ】
「キミタチが島で物語を紡ぐように、俺は此処で物語を紡ぐ」



【ゼウス】
「……これで更新、何回目だっけ」


【クマヘ】
「五月蝿いよ!」


【ゼウス】
「貴方には合わない手法だったね」


【クマヘ】
「言わないで!」



【クマヘ】
「コホン……というわけでだ。俺様はここで、神の目線に相応しい空間で、神そのものの振る舞いをしながら、キミタチの物語に口出しする」

【クマヘ】
「距離を置こうと思ったのさ、もしかしたらこの方が映えるのではないだろうか……とね」


【メリル】
「……よく、わからないよ」


【クマヘ】
「そりゃそうだ。文字通り次元の違う事象、そうそう理解されたら困る」

【クマヘ】
「まあ、頼むから頑張ってくれたまえ。応援しているのは本当だ、運命が明後日の方向に飛ばぬよう、しっかり首を突っ込んでくれたまえ」

【クマヘ】
「覚えておけ……決して行かぬと宣言したこの俺が、万が一、島に現れる事があったら、それはメリルを幸せにする為じゃないよ?」


【メリル】
「んぇ……?」


【クマヘ】
「まー、島が途中終了したらルゥ君をぶん殴りに行くってフラグもあるんだけどさー、それとは別」

【クマヘ】
「もしも俺が島に行くとしたら……俺は間違いなくキミの敵だ。」

【クマヘ】
「その時は、メリルを不幸にする為だけに現れる。」


【メリル】
「っ……それはまた、明確な宣戦布告だね?」


【クマヘ】
「いいかね、俺はトビキリのハッピーエンドか、目も当てられないバッドエンドしか許さないよ」

【クマヘ】
「精々、メリルが幸せになれるよう祈っておく事だ。それが叶わぬと思った瞬間……俺自身の手で、物語を断ち切る。」

【クマヘ】
「本気の俺は、君達が何を以て挑んでも破れない。努々忘れることなかれ」


【メリル】
「……もう二度と、島に来ない事を祈っているよ」


【クマヘ】
「んむ……期待しているよメリル、今回あの子に関われるのはキミしかいないんだ。」

【クマヘ】
「それに、メリルの暴走止められるのもマジ君だけなんです、なんとかしてください」


【メリル】
「暴走……!? それって、どういう……」


【クマヘ】
「あ。もうシリアスモード終わったんで、バカップル的な意味の暴走をなんとかしてってお願いなんで」


【メリル】
「嗚呼……いや、そっちは難しいかなあ」


【クマヘ】
「大体メリルさー、遊和兄にべったりすぎだと思うのよね。あれだけ人に言わないでって言ってたユメルの言葉全無視だぜ?」


【メリル】
「いや……まあ、隠し事したくなかったんじゃないかな……」


【クマヘ】
「ていうか他に理由ないだろうけどさー、出さざるを得ない流れにしちゃうしさー、ちょっと金メリさんマジメリルの監視しっかりしてくださいよもー」


【メリル】
「善処はするよ……」


【クマヘ】
「てかそれだけべったりなくせ目の事ガンスルーだしな」


【メリル】
「ホントだよ」


【ゼウス】
「……ホント」


【クマヘ】
「遊和兄があんなに怒るなんてなあ」


【メリル】
「いや、メリルは覚悟してたと思うよ」


【ゼウス】
「……怒らないと思ってたのは、アナタだけ」」


【クマヘ】
「すっげえビックリした☆」


【メリル】
「なんというかかんというか……そういえば、クロニカさんが探してたよ?」


【クマヘ】
「マジで!?」


【メリル】
「小さいクマヘッド? を探してるって伝言、預かってるんだけど」


【クマヘ】
「あっれミニクマどっか行っちゃったの! ヤベエ今慰めに行ったら俺好感度鰻登りじゃね!? すげえ島に行きたい! 超行きたい!」


【メリル】
「来るな」


【クマヘ】
「ぷっぷくぷー……そうだ、あとキミまで遊和兄にからかわれてるんじゃありませんよー、もっとしっかり! 気を強く持って!」


【メリル】
「……頑張ってるんだけど、一枚も二枚も上手なんだよね」


【クマヘ】
「大丈夫かなー! キミ押しに弱いからなー! 遊和兄がチミん事アウトオブ眼中っぽいから大分安心してるけどさー!」


【メリル】
「相変わらずどうでもいい事ばっかり気にして……」


【クマヘ】
「あとライル君はどうなの。結構仲良く話してるけどキミまさか……」


【メリル】
「んぇ? ……まあ、あんな風に構って貰えるのは気分いいね、打てば響くし弄ってて楽しいかな」


【クマヘ】
「超安心した、微塵もブレてないわね」


【メリル】
「いいお友達だよ、そういうんじゃないって」


【クマヘ】
「ですよねー」


【メリル】
「あとクマに気にして貰う謂われはないかな」


【クマヘ】
「うるせーそれはあるってのお前は何事も無く帰ってこいよマジで!」


【メリル】
「さあどうだろう、私にも王子様の1人や2人……」


【クマヘ】
「無い無い」


【メリル】
「ちょ」








…………
……







【クマヘ】
「行ったか……さて、後は今度こそあの子達だけの問題だねぇ」


【ゼウス】
「…………」


【クマヘ】
「どうでもいいけど、バベルタワーを軌道に見立てたらゼウ子ってハイランダーだよね」


【ゼウス】
「…………」


【クマヘ】
「ノリ悪いぞぅゼウ子☆ どうしたの、何か言いたそうな目だねハッハッハ」


【ゼウス】
「遊和の件は……あの流れで……ユメルに話が及ばないと思った貴方が悪い」


【クマヘ】
「聞こえませーん!」


【ゼウス】
「自業自得で」


【クマヘ】
「何も聞こえませーん!」


【ゼウス】
「それに……怒られてるの見て、目が点になってる貴方を見た時は……私の目が点になりそうだった」


【クマヘ】
「ハーハハハ! ハーッハッハッハ!」




【クマヘ】
「うし! 熊頭分補給完了! 更新終了!」


【ゼウス】
「しねばいいのに」














クマヘッドの偽島降臨条件A:FalseIslandの50更新未満での強制終了、がオープンされました。


PR

この記事にコメントする

Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:
35 |  34 |  33 |  32 |  31 |  30 |  29 | 

プロフィール

HN:
クマヘッドとゼウ子
HP:
性別:
男性
自己紹介:
・クマヘッド
PLじゃなくてクマヘッドってキャラがブログ書いてると思ってくれよ、なあ諸君。

・ゼウ子
クマヘワールドの切り札幼女。
無口で大人しくて無知でクール、色んな意味でツッコミを入れざるを得ない。

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

フリーエリア

最新コメント

[11/16 クマヘッド]
[11/16 飛行船]

最新トラックバック

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

Script:Ninja Blog Skin:Twinkle Magic 忍者ブログ [PR]